VPSにPHPをインストールする

今回はVPSにPHPをインストールする手順をご紹介します。

Web業界で広く使用されているプログラミング言語の一つであるPHPはインストールすることで、PHPで作られた製品を動作させることが可能となります。当サイトではWordpress、CakePHPなどを動作させるためにPHPをインストールします。

今回VPSにインストールするPHPのバージョンは5.6.27となっております(※2016/10/30現在)。WordpressやCakePHPなどPHPで開発された製品には推奨バージョンや必須バージョンがあり、指定バージョン以下の環境では正常に動作しないことがあるため、今回は当サイトでご紹介している手順の全てが動作可能なバージョンのうちyumコマンドでインストール可能な最新のバージョンをインストールします。


PHPがインストールされていないことを確認する

php -v
-bash: php: command not found

VPSにPHPがインストールされていないことを確認します。PHPのバージョンを確認するコマンドを実行して、そもそもPHPコマンドが存在しないという確認を行います。

php -vと入力しエンターキーを押して-bash: php: command not foundという表示がされるのを確認してください。

PHPをインストールする

# リポジトリを追加
yum -y install http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm
# 必要なモジュールをインストール
yum -y install php56-php
yum -y install php56-php-mbstring
yum -y install php56-php-pdo
yum -y install php56-php-mysqlnd
yum -y install php56-php-gd

PHPをバージョン指定でインストール可能なリポジトリを追加し、PHP本体と必要なモジュールをインストールします。それぞれ正常にインストールが完了すると最後にComplete!とメッセージが表示されるので確認します。

ln -s /usr/bin/php56 /usr/bin/php

SSHコンソールでphpと入力することでインストールしたphpを起動できるようシンボリックリンクを設定します。

ln -s /opt/remi/php56/root/etc/php.ini /etc/php.ini

PHPの設定ファイルはインストール直後の状態では/opt/remi/php56/root/etc/php.iniに存在しますが、後々設定がしやすいようにphp.iniの一般的な設置場所へのシンボリックリンクを設定します。

PHPがインストールされていることを確認する

# PHPのバージョンを確認
php -v
# 以下のようなPHPのバージョンについての表示がされることを確認
PHP 5.6.27 (cli) (built: Oct 14 2016 13:03:15)
Copyright (c) 1997-2016 The PHP Group
Zend Engine v2.6.0, Copyright (c) 1998-2016 Zend Technologies

PHPがインストールされていることの確認を行います。最初に「php: command not found」と表示された際のコマンドを再度実行してみると結果が変わり、PHP5.6.27がインストールされていることが確認できます。

次のページではPHPの動作確認を行います。

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