VPSにデータベース(MariaDB)をインストールする

今回はVPSにMariaDBをインストールする手順をご紹介します。

MariaDBはオープンソースで開発されているデータベース管理システムです。MariaDBは同様にオープンソースで開発されているMySQLの派生であるため、MySQLとの互換性があります。使い勝手もMySQLを使っていたユーザーならそのまま移行できるくらいに同じです。CentOS7がMariaDBを標準のデータベースサーバーとしているため、今回はそれに習ってMariaDBをインストールします。

今回VPSにインストールするMariaDBのバージョンは5.5.50です(※2016/11/05時点)。PHPのときと同様にバージョンによってPHPやJavaの製品が動かないこともありますが、今回当サイトでご紹介している各種サーバー構築については5.5.50で全て動作確認済みとなっております。

 

RLoginでVPSにログインし以下の手順でMySQLのインストールを行います。

mysql --version
-bash: mysql: command not found

まずVPSにMariaDBがインストールされていないことを確認します。コマンドがmysqlとなっていますが、MariaDBがMySQLの派生であり一部プログラム名や設定ファイルが共通化されているため上記コマンドで問題ありません。

 

yum -y install mariadb mariadb-server

MariaDBをインストールします。Complete!と表示されていることを確認してください。

 

mysql --version

mysql  Ver 15.1 Distrib 5.5.50-MariaDB, for Linux (x86_64) using readline 5.1

インストールされたMariaDBのバージョンが確認できます。

 

systemctl enable mariadb

インストール直後の状態ではMariaDBは自動起動しない設定となっています。VPSがメンテナンスなどで再起動されるなどした際に、自動でMariaDBが起動するための設定を行います。

 

systemctl start mariadb

MariaDBを起動します。

 

systemctl status mariadb

MariaDBが正常に起動しているか確認します。以下の画像のようにActive: active (running)と表示されていることを確認してください。

install_mariadb_001

mysql

MariaDBの動作確認としてRLoginのコンソール内でMariaDBのクライアントとしてアクセスできることを確認します。以下の画像のように表示されることを確認してください。MariaDBのコンソール画面ではexitと入力してエンターキーを押すことで元の画面に戻ります。 install_mariadb_002

MariaDBのインストールおよび動作確認については以上となります。

 

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