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さくらVPSのMySQLを5.5から5.7にアップデートしました

当ブログを動かしているさくらVPSサーバーのMySQLをアップデートしてみました。
今回はPHPのときと比べて簡単でした。

MySQLの公式からCeonOS6用のリポジトリを追加

# rpm -Uvh https://dev.mysql.com/get/mysql80-community-release-el6-3.noarch.rpm

URLにmysql80とありますが、MySQL5.5~5.7のリポジトリも含まれているので上記で大丈夫のようです。MySQL5.7のリポジトリは/etc/yum.repo.d以下の設定でenabled=0となっているため、1に変更しておくかインストールの際に–enablerepoオプションを指定する必要があります。
今回は以下のようなコマンドになりました。稼働中のMySQLサーバーは念のため停止しておいた方が良いかも。

# /etc/init.d/mysqld stop
# yum install --enablerepo=mysql57-community --disablerepo=mysql80-community mysql-community-server

画像内のメッセージにも表示されているとおりMySQLサーバー自体は削除せずに置換されるような形でインストールできました。
rpm -UvhのURLはその都度公式のページから取得した方が良いかと思います。
公式:MySQL :: Download MySQL Yum Repository

動作確認する

# mysql --version

とりあえずMySQLサーバーのバージョンを確認。
chkconfigによる自動起動の設定を確認したところ消えてしまっていたのでメッセージにあるコマンドで再設定しました。その後mysqldを起動しました。

# chkconfig --list mysqld
サービス mysqld は chkconfig をサポートしますが実行レベルで参照されていません (run 'chkconfig --add mysqld')
# chkconfig --add mysqld

# /etc/init.d/mysqld start

起動後にmysqlのコマンドラインクライアントでDBに接続し適当なDBの適当なテーブルのデータが参照できることを確認しました。mysql.userのあたりで設定が必要だった気がするのですが、特に変更せずに使えました( ・`ー・´三 ・`ー・´)?
WordPress用のデータベースも特に問題なく使えているようだったので経過を見て問題があったら直していこうと思います( ・`ー・´)+
※末尾に追記あり

アップデート前後のPageSpeed Insightsのスコア

PC版アップデート前

PC版アップデート後

SP版アップデート前

SP版アップデート後

スコアが上昇することはありませんでした。むしろ、少しだけ下がったかも?
ページの表示速度もこれといって速くなるということはありませんでした。
WordPressのDBが最適化されているからそうそうセレクトの結果が遅くなるということはないだろうし当然のような気もする。
SP版のスコアがかなり低いのが気になる。
Apacheが依然として2.2系のままなので2.4に変更するときにphp-fpmの設定を行うなどして改善できればと思います。

追記(6/16 19:45)

コマンドラインから以下のようなクエリサイズの上限を確認するSQLを実行した際エラーが発生してしまいました。

mysql> show variables like 'max_allowed_packet';
ERROR 1146 (42S02): Table 'performance_schema.session_variables' doesn't exist

原因についてググってみたところアップデート後のMySQLデータベースのアップグレードが行われていなかったことが原因のようでした。
参考:“Table ‘performance_schema.session_variables’ doesn’t exist” – Qiita
参考:macのMySQL5.7でエラー – tanaka's Programming Memo

# mysql_upgrade
# /etc/init.d/mysqld restart

情報を元にmysql_upgradeというコマンドを実施&mysqldを再起動したところ正常にSQLの結果が返ってくるようになりました( ・`ー・´)+

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